ポルシェ911カレラ2 パーツ情報をお探しの方へ
ポルシェパーツをはじめ輸入車パーツの手配は当社にお任せ下さい!
80年代の終わりに登場し半世紀にわたり世界中で愛されてきたポルシェ911の964型。この車も昭和レトロな名車の一つとして挙げられるでしょうか。走りを楽しむだけのスポーツカーといった側面だけではなく、その性能やデザインは落ち着いた大人の雰囲気や存在感を示し、ここ日本でも憧れの一台として当時もいまも認知されています。
このコーナーではそれら名車のオーナー様や整備工場様からいただいたお問い合わせを参考にさせていただき、お取り寄せしたパーツの故障時の症状や原因、そして交換についての情報もまとめてみたいと思います。
この道一筋40年以上の知識と経験、そして全国に築き上げた独自の仕入れルートを駆使してあなたの部品探しをしっかりとサポート!輸入車パーツ専門 ㈲パーツスペシャリスト山口がおおくりしております。
ポルシェ911(964型)カレラ クラッチディスクの故障と交換
ポルシェ911(porsche 911)シリーズとは?
長い歴史を持つポルシェの最重要シリーズ
ポルシェ911は356の後継車として進められた開発によって誕生したシリーズです。911シリーズといえばポルシェのフラッグシップ(最上級に位置する)シリーズとして世界中で圧倒的な知名度を誇っています。1963年初代ポルシェ911・901型の販売開始から、2019年現在でも新型992の発売に世界の注目が集まり、長い歴史を持つこのシリーズはいまも憧れの一台であり続けています。
ですが、そんな911も全てが順風満帆だったというわけではなく、1980年代から90年代にかけてポルシェは業績不振に悩まされていたそうです。一時は終焉をささやかれる事もあったそうなのですが、そんな時に登場したのが964型でした。
ポルシェ911シリーズ 964型について詳しく
以前のモデルから大幅にリニューアルされた964型 構成パーツの80%を新調
1989年、前期型である930型からフルモデルチェンジを行ったのが964型です。以前まではエンジンをリアに搭載し後輪で駆動する方式を採用していたのですが、この964型からは4WDも加わり、ディプトロニックというトルクコンバーター式のATを採用するなど様々な技術を搭載して行く事になります。
そのルックスは930型の要素を受け継ぎ、ポルシェに詳しい方でなければその違いの全てを見分けられないかもしれませんが、特に大きな変化としてこの964型から構成するパーツの8割が新調されているのです。そこからも964型にかけたポルシェの熱意が伝わってくるようです。
964型の機能について 当時の最高出力であったエンジン機能
ポルシェ964型はトルクもかなりのものがあり、有り余るパワー感や、それを実現する懐の深いエンジンは当時の最高出力と評されていたそうです。そんな特性を十分に引き出すためにはそれ相応のクラッチも必要であり、964型にはかなりしっかりとしたクラッチシステムが採用されています。
964型のクラッチの機能と特別な操作感覚
964型のクラッチは、重くストロークの長いクラッチで、独得なその操作感には好みが分かれるところがあるかもしれませんが、微妙なアクセルの踏み込み具合でオートマチック車のような滑らかでスムーズな動き出しも可能となっています。自身の微妙な操作にもしっかりと応えてくれる高性能なクラッチシステムと表せるでしょうか。重さはありながらスムーズに切り替わるこの特徴的な操作感に魅了された人も多いのではないかと思います。
ポルシェ911 カレラ2 クラッチディスクをお取り寄せ
ポルシェ 911 (946)カレラをはじめ輸入車パーツの手配は当社にお任せ下さい!
さて今回の記事で参考にさせていただくのは、はじめてご利用いただいた愛媛県の整備士様からのお問い合わせで、ポルシェ911(964)整備の為にクラッチ関連パーツについてご連絡をいただきました。社外品で見積もりをご希望いただき、今回はSACHS製(ザックス)のクラッチディスクを提案させていただきました。
ポルシェジャパンは2017年末より業者に対しての部品販売を終了とし、現在純正部品は購入出来ない状況となっています。これにより 交換部品を調達する事が出来ずお困りになっている業者様も多くいらっしゃるのではないかと思います。
ポルシェパーツの手配でお困りではありませんか?
当社でも現在仕入先に純正部品の在庫がないパーツについては入手出来ない状況ではあるのですが、社外品で在庫のあるモノに関しては手配が可能です。当ページをご覧いただいている方の中にも、もし部品調達が出来ずお困りでありましたら、諦めてしまう前に一度ご相談いただけたら幸いです。
この時オーダー下さった整備士様がお探しになっていたクラッチディスクなど関連部品も当社ネットワークより探し出すことが出来ました。100%必ずというわけにはいかないかもしれませんが、ポルシェパーツをお探しの際には当社まで一度ご相談下さい。
ポルシェ 911(964) クラッチディスク 96411601463 の参考情報を見る
クラッチとは?その機能と役割
自動車の動力の伝達と遮断をコントロールする為に
近年販売されている自動車の多くはオートマ車が主流となり、マニュアル車に乗る方は少なくなってきているのかもしれません。しかし964ポルシェのようにギアチェンジの感触さえも楽しむ事が出来る車を愛用されている方もまた多くいらっしゃいます。
マニュアルトランスミッション車のクラッチとは簡単に表せば「エンジンとタイヤを繋いでいる」部品です。クラッチペダルを踏んだり離したりする事で操作し、ドライバーの技術や感覚によって調整することが可能となります。クラッチペダルを踏み込めばエンジンとタイヤが離れ、ペダルを離せばタイヤとエンジンが繋がり動力が伝わる仕組みとなっています。
クラッチの大まかな作動イメージ
クラッチの基本的な構成部品はフライホイール、クラッチディスク、クラッチカバーの3つです。上記の順でエンジンからタイヤ側へと設置され繋がっていくように設計されています。そして作動するイメージとしては次のような流れで動力を伝えます。
クラッチの作動イメージ
1. エンジンからの動力をフライホイールが回転運動へと変換。
2. その変換された回転動力によってクラッチディスクが回転。
3. クラッチカバーへと回転動力を伝達。
4. 回転動力はシャフトに繋がっているタイヤへと。
簡単な説明にはなってしまいますが、この様な流れでエンジン動力をタイヤへと伝えています。
クラッチディスク 故障時の症状
ご自身の車にも次のような症状はありませんか?
1. ギアが入り難く感じる
2. クラッチペダルを踏み込むと遊びが発生してしまう
3. エンジン回転数は上がるが速度が上がらない
4. クラッチを繋ぐと異音が発生してしまう
クラッチは消耗品であり経年劣化によって徐々に機能は低下してしまいます。
クラッチの場合には突然故障が発生してしまう事は少なく、徐々に不具合が表面化してくる傾向にあります。ご覧いただいた症状は初期段階のトラブルではありますが、これらの不具合を長期にわたって放置してしまうことで後に重大なトラブルに起因してしまいます。クラッチは消耗品であり、経年劣化による磨耗などによって機能は少しづつ低下してしまうのです。
クラッチディスク 故障の原因
原因の多くは経年劣化 半クラッチの多用など悪影響を及ぼす運転方法
クラッチ故障の原因の多くは経年劣化によるものらしいのですが、運転方法によっては悪影響が強くなってしまう事があるようです。それは半クラッチを必要以上に多用することと、逆に使わなすぎる運転です。例えばギアを一気に繋げてしまったり、エンジンの回転数が高いままの状態でギアを繋げてしまう衝撃によってダメージは蓄積してしまうとの事。程よく適切に半クラッチを使用することが長持ちの秘訣といったところでしょうか。
クラッチディスク 交換について
シールやパッキンなど関連部品にも注意して見ておきましょう
クラッチには数多くの部品が関連し機能していますので、クラッチの修理といってもどの部分のパーツを交換するかによって費用など異なってきます。クラッチ版やフライホイールといったところは基本的に交換が必要になってくる部分ではあるのですが、クランクシールやパッキンなどの状態にも気をつけましょう。
車によってはミッションを下ろす必要もあるクラッチの交換
車種によってはミッションを下ろす必要があるタイプなど、大変な交換作業が必要となるケースもあります。その為工賃にも違いが出てきますのでご自身の車がどんなタイプなのか、工賃を含め見積もりはしっかり確認しておけると良いですね。
社外品を使用する事で費用は抑えられる?
社外品=安価か?というとそういうわけではなく、モノによっては純正品を凌ぐ性能を持つ製品もありますし、純正品以上に高価な製品もあります。また必ずしも社外品の供給があるわけでもございませんので、少々ややこしいところかなと思います。
今回手配する事となりましたSACHS(ザックス)は品質も勿論ですが、値段も比較的抑えられる事もあって当社でも多く取り扱う機会が多いメーカーです。 社外品で交換部品を用意したいが、どう探せば良いかわからない・・・そんな時にもまずはお気軽にご相談下さい。社外品希望の旨をお伝えいただければその都度対応させていただきます。
まとめ
ポルシェ911シリーズ 964をはじめ 輸入車パーツの手配は当社にお任せ下さい!
この時ご注文いただいたクラッチディスクはご注文翌日には当社に入荷し、検品・梱包を施した後、愛媛県の整備士様のもとへ発送いたしました。当社では日々日本全国のお客様にご利用いただいており、フロントガラスやヘッドランプなどの割れモノも丁寧に梱包し発送しております。遠方の方も安心してご利用いただけたら幸いです。
17桁の車体番号で簡単オーダー
当社へのお問い合わせの際には、正確な部品番号や製品名称がわからなくても大丈夫です。ご自身の車検証に記載されている17桁の車体番号(アメ車の場合にはダッシュボードのシリアルナンバー)をお伝えいただければ、後はこちらで適切なパーツを手配することが可能ですので、車体番号をご準備のうえ、先ずはお気軽にご連絡ください。