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ターボチャージャー交換のすすめがあった
点火系のパーツがだめになっているとの事でターボチャージャーの交換を勧められました。関連パーツの同時交換も沢山あるし、見積もりは高くつくしで困ってしまいました。やはりターボチャージャーは交換しなければだめでしょうか?また長く保たせる為にはどんな乗り方が良いのでしょうか?」こんな状況の時、どんな事を考えると良いのでしょうか。今回ご質問をいただいた方がお乗りのBMWパーツをもとにブログを進めて行きます。
ターボチャージャーとは??
ターボチャージャーの機能と役割について
ではまずはターボチャージャーがどんなパーツなのかを簡単に調べていきましょう。ターボチャージャーとは排気ガスの圧力でタービンを回し、同軸のコンプレッサーで空気を圧縮、エンジンに押し込む事で排気量のアップと同じ効果を生み大きなパワーを得る為の効率的な装置です。
小さな排気量でも必要に応じて大きなパワーを得ることが出来るため、「小排気量エンジンのパワーアップ」という観点と、「大排気量エンジンのダウンサイジングによる低燃費、低排出ガス化」という観点からメリットが見出されています。
ターボチャージャー故障の原因
実際、ターボチャージャー自体が原因での故障はそう多くはありません。ターボチャージャー自体は壊れにくいパーツといって良いでしょう。ではどんな事が影響し支障をきたしてしまうのでしょうか。「異物の飛び込み」や「排気マニホールド内からの異物混入」など、そこには幾つかの原因が考えられます。
故障原因①:プロペラへの異物飛び込み
ターボチャージャーのプロペラ部分に異物が入り込んでしまうのはどんな時でしょうか?1. インペラ締め付けナットがエアクリーナー、吸気パイプに残っていて吸い込まれてしまう。2. ターボ取り付け時に異物が入ったりワッシャーやウエスなどを残したまま組み付けてしまう。
故障原因②:オイルの供給不足や油幕切れ
超高速で回転しているシャフトには、エンジンオイル供給が不足したりしてしまうと、そこには瞬間的に高熱になってしまいベアリングと焼きついてしまいます。油膜切れの原因として考えられる事は吸気パイプなどの詰まり、取り付けて直ぐターボにオイルが十分に行き渡らない状態での急加速。
故障原因③ : オイルの汚れ、ゴミや異物が混入
では、どんな時にオイルへの異物が入り込んでしまうのでしょうか?幾つか書き出してみましょう。
オイル内にゴミが入り込んでしまう原因
1. ターボチャージャー交換時にゴミが混入。
2. オイル交換作業時のゴミの混入。
3. エンジン焼き付きによって金属片、破片が混入。
4. オイルフィルターの損傷、劣化、詰まり
5. オイルフィルターのバイパスバルブの作動不良
6. 劣化したオイルを使用し続けている
ターボチャージャー故障したままで走行しているとどうなるの?
実際、走行自体は出来ると思いますが、走行力は通常の半分以下になり、エンジンオイルの消費が極端に多くなってしまいます。他にはタービンの異音がエンジンルームより響きかなりの不快感。またターボの焼き付きで白煙があがってしまっていたり、カラカラと異音がしてしまうケースも発生します。そのまま放置せずに早めの対処が必要です。
ターボチャージャーを長持ちさせる為の乗り方とは
ターボチャージャーを長持ちさせるにはオイル交換を欠かさずに行って下さい。車体それぞれのオイルの推奨交換期間を守れると良いでしょう。また先ほども記載したようにターボチャージャー自体の原因よりも点火系のパーツ不具合が引き起こす故障が多いようです。点火系のパーツもしっかりと整備しておくと良いでしょう。
高額なパーツです。交換時にはしっかりと点検をしましょう
高額な費用がかかるターボチャージャーの交換。更に、他のパーツに原因があるとターボチャージャーを交換しても症状が改善されない事もあります。他のパーツにも原因がある場合ターボチャージャーを交換しても改善はされません。
ターボチャージャーを交換しても排気管から煙、オイル漏れが障ジテしまったり。交換前のパーツから漏れたオイルがマフラー内に残ってしまっている場合や、エアクリーナー詰まりなど、交換跡後にも不快感を感じてしまっているケースが少なくないようです。排気バイパスバルブ(スイングバルブ)が固着等を起こして排気ガスが逃げてしまう為ブースとが上がってこない。また、アクチュエーターの圧力調整不良、作動不良による加速不良など。ターボチャージャー交換の際には関連するパーツもしっかりと点検しておきたいものですね。
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ターボチャージャー関連パーツ
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